第七回
何と継続三日目。誰かに褒めてもらいたいですね。
テーマは毎度気まぐれですが、しばらくはアニメやライトノベル、漫画に焦点を当てていきたいと思います。
そこで今回のテーマは
「バカとテストと召喚獣」です。
これを今回紹介する理由は、単に私が最初に読んだライトノベルだからです。なんかすみません。でも、ライトノベルの紹介を始めるにはうってつけの作品というわけです。
すでに完結済みのこの作品ですが、ライトノベル読者なら読んだことがなくとも、聞いたことくらいはあるんじゃないでしょうか? それくらい有名な作品というわけです。
私が最初に読んだ影響はもちろんありますが、それを抜いてもこの作品ライトノベル入門にはうってつけだと私は考えています。
それまでは三国志や義経記、アガサクリスティなどを好んで読んでいた私にとって、バカとテストと召喚獣は良い意味で衝撃を与えられました。
バカテスは、主人公の吉井明久(バカ)がテストの点数によって力の変わる召喚獣を用いて、Fクラス(最高のバカクラス)の仲間と、人は学力で決まらないということを示すため、上位のクラスに挑んでいく、というのがメインのストーリーです。
その設定(召喚獣とテストの組み合わせ)の興味深さも、もちろんこの小説を盛り上げる重要なファクターですが、バカテスの一番の魅力は濃すぎるキャラクター達にあるでしょう。
今ではキャラ小説という分野も出来上がっていて、そのキャラの濃さによって話を進めていく話もたくさんありますが、本当の意味でのキャラ小説、最高のキャラ小説の一つはこのバカテスであると確信しています。
十何巻、番外編も合わせると二十巻ほどあるバカテスの連載の中で、数多くのキャラクターが出てきていながら、そのキャラクター達それぞれの個性は色あせることはありません。そのキャラクターたちが交す会話の秀逸さも半端じゃありません。
たくさん本を読んで読まれた方、ライトノベルを読んだことのない方、そういう方々はこのバカとテストと召喚獣を読むと、小説の新たな世界が開かれると確約します。
ただ、馬鹿な話で中身がないと批判される方もいるとは思いますが、そもそもライトノベルの楽しみ方として、笑えたりワクワクを届けてもらったり、そういう部分に期待するべきだと思いますのでそこは割り切ってください。
ですが、バカテスに中身がまるでないかというとそうではなく、教育というテーマも確かに存在します。ライトノベルを研究の対象としてみると、その中に現代の問題がたくさん見出せたりもするんです。
まぁ結局何が言いたいって
読まず嫌いはやめて!ってことです(笑)
あまりにライトノベルがありすぎて、人によってあたりはずれもあるでしょうが、このバカテスは日常コメディとしては最高の物ですので、そういうのを読んでみようという人はぜひ手に取ってください。
ただ、声を出してはいけない場所はだめですよ。
例えば電車とか。
笑い声が抑えられなくて大変ですから。恥ずかしいですよ、静かな公共の場で笑い声が漏れるのは。これは経験談ですから、絶対守ってください。
以上、ラノベ第一回でした。